F _MASTER'S EYE

力学

注目物体から見える力

このページで今から書く内容はどの参考書にも載っていません。だから、ここでしっかりと身に付けてください。



具体例その1

まず働く力を考えるためには、どの物体に注目するのかを考えなくてはなりません。図10において大玉に注目してみましょう摩擦力の場合分けへ戻りますか?

図 10: 全ての力を表記
全ての力を表記

ここからがとても大事なお話ですが、注目物体を決めてしまうと、その物体から見える力は受ける力のみだということです。ですから、図10が大玉に見える力ではありません。図11に表されるのが大玉に働く力です。

図 11: 大玉に働く力のみを表示
大玉に働く力のみを表示

いいですか?もう一度言いますよ?その注目物体に見える力は「受ける力」のみです。与える力は見えません。与える力は見えないのに見ようとするから痛いことになるのです。先ほどの図10で少年に注目すると少年から見える力は

図 12: 少年に働く力
少年に働く力

となります。

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具体例その2

もう一つ例を出しておきますか?

図 13: 壁を押す少年
壁を押す少年

13で少年に見える力はどのような力でしょうか?もちろん

図 14: 少年から見える力
少年から見える力

少年に働いている力は「壁からの抗力F[N]」「地面からの垂直抗力N[N]」「地面から平行方向へ摩擦力f[N]」「例外的に接触しなくても働く力である重力mg[N]」です。少年が壁を押していると感じている力は、実は壁から押されている力なのです。少年が押している力は壁しか認識できません。それを図15に示します。

図 1: 壁から見える力
壁から見える力

暗くなっているところは壁には何がいるかわかっていません。でも何か力$ F$が加わっているのです。それが実際は少年が押す力なのです。

さて、物体に働く力をどのようにして見つければよいのか、理解していただけたでしょうか?

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Copyright (C) F_Master All rights reserved. 更新 Monday, 21.05.2012 10:16 pm

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