グラフは現在の高校物理においては欠かせないツールになっています。なぜなら現高校の課程では微分方程式が使えないからです。私が高校生だった頃、私の代から新しく新課程になって、それまで数学にあった微分方程式が無くなり、代わりに複素数が入ってきました。
複素数はとても難しく受験生は慌てふためきましたが、理解するととても強い武器になり、さらには大学に入って当然のごとく使う複素数に全く物怖じせず戦えるという意味合いでとてもよい編成だったと思いますが、何年経ってもやはり複素数は難しかったらしく、とうとう過程から消え去ってしまいました。とても残念です。私は複素数が大好きだったので…
ところで、物理にはグラフの軸に関してもルールがあります。ではそのルールについてちょっとお話しましょう。
まずは数学におけるこのグラフをご覧下さい。
この軸を皆さんは何と呼ぶでしょうか?「直交座標」でももちろん結構ですが、やを使うと…グラフと呼びますね。横軸から先に読んでます。
では物理の軸では…と言いますと
このような場合、物理ではグラフという風に呼びます。つまり縦軸の方を先に読んでます。まぁもちろんこの話の展開から、すぐに予想できたでしょうが、しかし実は大事なルールです。しっかり覚えておいてください。
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