F _MASTER'S EYE

酸・塩基

NaOHの2滴目滴下

1滴目を滴下したときの計算はうまくいったでしょうか?自分で計算しないと決して理解できないですよ?ちなみにちゃんと計算していると、101滴目の計算のときにちょっとしたポイントが頭に入ります。ちょっとしたポイントですが大事なポイントです。



滴下する

さて $\mathrm {NaOH}$2滴目を滴下するとどうなるでしょうか?下の表3を御覧下さい。

表 3: 2滴目滴下後
pH 滴下量 溶液中の物質量 H+ の濃度mol/l 水のコメント OH- の濃度mol/l 体積ml
1.02 2滴
2滴目滴下したときの図
9.6×10-2
\includegraphics[width=\textwidth]{../fig/comment_acid.eps}
10.4×10-13 10.2

まず滴下された $\mathrm {NaOH}$ に含まれていた $\mathrm {OH^-}$ の物質量は$ 10^{-5}$ molでした。だからその2滴目 $\mathrm {OH^-}$ に中和された $\mathrm {H^+}$ も当然$ 10^{-5}$ molとなります。その結果、溶液10.2m$ l$ 中に存在する $\mathrm {H^+}$ の物質量は $ 98\times10^{-5}$ molとなります。

pHの計算

はまず$ 10^{-7}$ mol/$ l$ を超えている多く存在する方から計算して、もう一方の値を決めるんでしたね水の仕事手順を参照。。したがって $\mathrm {H^+}$ の方が大きいですから[ $\mathrm {H^+}$ ]は

$\displaystyle \mathrm{[H^+]}$ $\displaystyle = \frac{98\times10^{-5}}{10.2\times{10^{-3}}}$    
  $\displaystyle =\ 9.6\times10^{-2}\ $   $\displaystyle \mbox{mol/$l$}$ (12)

となります。これにより水のイオン積から[ $\mathrm {OH^-}$ ]= $ 1.04\times10^{-13}$ mol/$ l$ と求まります。pHは式(1)から
pH $\displaystyle =-\log{(9.6\times10^{-2})}$    
  $\displaystyle = 1.02$ (13)

となります。pHの変化はやはりわずか0.02です。

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Copyright (C) F_Master All rights reserved. 更新 Monday, 21.05.2012 10:48 pm

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