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松尾光徳














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11年05月のデータです。


 2011/05/17 23:50 <LEVEL33>

 大分更新を怠っていました。

 

 日本の転換期にあって、今後の自分の身の振り方、そして、自分にできることは何なのかを考える時間が必要でした。

 

 不安定な状態で声を発するのも、また声を発しないのもその人の選択であり、決断であると。

 

 そんな激動の日本にあって、いつものようにまた一つLEVELがアップするようです。去年は私にとっても様々な転換期でした。

 

 会社が最低限の軌道に乗って来ると乗って来るで問題が発生する。先に読めない問題ではないけれども先に対処できる問題でもない。

 

 今の日本の政府、また東電も同じ問題を抱えているような気がします。まぁあちらの方が、より先手先手を打っていくべき、そしてその責任があったんでしょうが、私の方もその責任が無かったわけではありません。

 

 今の日本国民が背負う罪はやはり「他人任せ」にあるのではないでしょうか。「他人のせいにするな」これを信条としてきた私もやはり原子力等の問題点については他人に任せてのうのうと生きていたわけです。

 

 知らない人間がほとんどなのだから、提供する人間はそれを前提に、知らない人間にも安全であるように配慮しなくてはならない…。そしていざ問題が起こったら、その起こした人間を責めるだけで済み、被害を被る人間は被害者を演じればいい…という簡略化されたシステムに組み込まれるだけでは済まされないものが今回の震災では感じさせられました。

 

 他人に任せるのはそろそろやめにしましょう。自ら学んでいくことは他人に任せるよりはるかに大変です。しかし、平安時代とは違うんです。政治にも参加できるし、学ぼうと思えばどんな人間であっても学べるんです。

 

 学ばない理由をかつての学校の先生のせいにしたり、はたまた時間がないせいにしたり、…他人のせいにしている場合じゃありません。今学ばないのは、それらを理由に動かないあなたの怠惰さのせいです。

 

 何においても知らない分野に首を突っ込むのはエネルギーが要ります。人はそういう壁にぶちあたったとき、よく他のもののせいにしますが、その状況を読めない、それを書いてある文章を読めない、本を読めないのはあなたの読解力のせいです。知識不足のせいです。

 

 他人の過失を責めるのは易い。しかし、その過失を見過ごした自分の過失を認めるのは難しい…。専門家と同じレベルでなくとも、知見を広げることくらい、今の世の中いくらでもできる。それが間違っているか正しいかは、その時点での知識を総動員してその人が考えればよい。

 

 もう他人任せにするのはやめましょう。まずは、学びましょう。私も学びたい。これから起こる問題も学んで考えて対処して、そしてそれが現出する時点で少しでもその問題が軽減すればいい。

 

 勉強するのは大学に受かるためではありません。言語で書いてあるその分野の論理を自分の知識に照らし合わせて、自分独自の理解を作り出し、未だ見つけ出されていない独自の論理を構成できる力を培うために勉強しているのです。

 

 他人と比べるのは、そういう社会に居る間は仕方ないかも知れませんが、他人と比べることなんてどうでもいいと思わせてくれるのは、本当に社会に出て色んな方々に出会ってからです。私では思いもつかないような発想を、その行動力で実現している人もいれば、私ではないと思いつかないものもたくさんありました。

 

 今まで生きてきた間に蓄えたたくさんの知識と、その中から論理を見つけ出す力を身につけて是非あなたにしかできないものを構築してください。今がまさに、他人を非難するのではなく建設的な意見を出し、吟味し、そして行動に移す力を一人ひとりが持つ時期であると感じます。